冷蔵庫で自然干し? しなびた野菜活用法
スーパーへ行き、安いからといって買いすぎて使い切れなかった食材たち、料理に使って残ったしっぽ……どこのお宅の冷蔵庫にも、半端にあまって忘れ去られた野菜のひとつやふたつ、あるのではないでしょうか。すみっこにしゅんと小さくなっているそれらは、水分も抜けて弱々しく、黒ずんでいたりしてあまり食べる気になれず捨ててしまう人も多いと思われます。
でも、ちょっと待って! 生ゴミに変えてしまうなんてもったいない。しなびた野菜にはしなびた野菜なりの長所があるはず。それをいかして調理すれば、最後までちゃーんと美味しくたべられるんです。
いちばん簡単なのはお漬物。しなびたということは、水分が抜けたということ。たくあんを作る際には大根を天日に干しますよね? その原理を思い出し、水分が抜けたことを逆手にとって、しなびた野菜をお味噌の中に漬け込んでしまうんです。早くて一週間、遅くても三週間たてば、美味しい野菜の味噌づけが完成していますよ。
そんなに待てないわ、という方は、野菜たちを短冊ぎりにして、そのまま塩昆布や梅昆布とあえて即席のお漬物にしてしまうのもいいかもしれません。
同じ原理でしなびた=水分がぬけた、と考えれば、大根なんかは逆に歯ごたえと甘みの増した、いつもとはちょっと違う煮物を作ることができます。どうしようもなくしょぼしょぼしてしまった野菜でも、水分をたっぷり使ったスープやカレーなどに、干し野菜の要領で入れて煮込めば、いいおだしが出てきますよ。ただ見ばえは悪いので、細かく刻んだり、ハリのある野菜たちを支えるあくまで「だし成分」のつもりで使うのがいいかと思われます。
刻むといえば、ドライカレーの具に使っても、歯ごたえが楽しく良いものです。
すぐにポイポイ捨ててしまう前に、そのものの特徴を良く考えて、めいっぱい利用して最後までありがたく食べきりましょう!
そして次からは、買いすぎにも気をつけてくださいね!